ペアーズで出会った人と、東京目黒にある「目黒寄生虫館」でデートしてきた。ここは文字通り寄生虫をたくさん展示している博物館で、穴場のデートスポットとして有名だ。
てか、行くまでずっと「目黒寄生虫博物館」て名前だと思ってたんだけど、「目黒寄生虫館」が正しいらしい。
※この記事、虫とか気持ち悪いものが苦手な方はちょっと閲覧注意です。
ペアーズで目黒寄生虫館の話になる
ノベルさん（♀28）という方とペアーズでやり取りしていたとき、目黒寄生虫館て気になるよね！という話題になった。
青っぽい吹き出しがオレ↓
寄生虫館、オレも気になってたんですよー。
じゃあ、寄生虫館行きましょう。ただ、今週末は都合が付かないです…。
20日（日）の午後はどうですか？
女性の方からデートに誘ってくれるとは珍しい。ちなみにノベルさん、会うまで連絡先交換はNGという方なので、デート当日までペアーズでやり取りすることになる。
そしてデート前日。
ノベルさん、明日の待ち合わせはどうしましょうか？
日曜日は正午前後に目黒に着けそうですが、ケイさんのご都合はどうですか？
正午らへんですねー！大丈夫です。承知しました。
明日は多分、赤いコートを身に着けてると思います。
寄生虫館に現地集合で良いですか？
え？現地集合？
斬新な人だ…。普通は駅で待ち合わせとかじゃないか？
目黒寄生虫館へのアクセス
デート当日、オレは目黒駅に到着。
目黒駅前
目黒寄生虫館は目黒駅からちょっと離れていて、徒歩15分くらいだ。目黒通りってのをひたすら真っ直ぐ歩いていけばたどりつく。
目黒から寄生虫館までのアクセス
途中で目黒川を渡るんだけど、この日は川がやけに乳白色で恐かった。
乳白色の目黒川
恐い川を通り過ぎてさらに歩くと、地味なビルが見えてくる。そう、こいつが目黒寄生虫館だ。
目黒寄生虫館のビルが見えてくる
事前に寄生虫館の写真とかを確認しておかないと、通り過ぎる可能性もあるので注意されたい。
目黒寄生虫館の正面の写真
寄生虫館で待ち合わせ&デート開始だ！
初対面の女性と寄生虫館で現地集合、そんなの聞いたことねえから否が応でも胸が高まる。
待ち合わせ時間は12:00。オレは時間どおりに到着したので、あとはノベルさんを待つのみだ。ペアーズで「着きましたよ。」と彼女にメッセージを送っておく。ただし既読は付かない。こんなときペアーズだけでやり取りするのはやっぱり不便だなぁと思った。
時刻は12:15。ノベルさんはまだ現れない。ありゃ、これ最悪すっぽかしもあるかもな…と思っていたその時だ。彼女の登場の仕方は予想外のものだった。
「すいません！お待たせしました！」
と元気よく現れたノベルさん。
いや大丈夫大丈夫、デートに遅れてしまうのはよくあることだから。
問題はそこじゃあない。
え？デートにチャリで来んの？
斬新な人だ…。そりゃ自転車に乗っていたらペアーズに返信できるはずもない。
もしかするとこの辺のご近所さんかな？
自転車ってことは、この辺に住んでるんですか？
西新宿です。
近所じゃねえ！（目黒⇔西新宿：約7km）
え？遠くないですか？
都内なら結構どこでも自転車で行っちゃうんで。あ、自転車止めてきますね！ここで待っててもらってもいいですか？すいません！
大丈夫ですよ～。
ノベルさんは自転車を止めにどっか行った。てかどこに止めるつもりなんだろう。まあいいや。
彼女は2分後ぐらいに帰ってきた。
お待たせしました。
じゃあ入りましょう！
目黒寄生虫館に入る
目黒寄生虫館は結構こじんまりとしている。この写真が1階で、2階も同じ大きさのスペースがあるぐらい。入館料はなんと無料だ。
目黒寄生虫館1Fの画像
おお、これは気持ちが悪い…
そうですね。想像はしてたけど、結構ハード…
ショーケースにはずらりと寄生虫が並べられている。
寄生虫のサイクルも学べるぜ！
ビローンと長い虫（8.8m）。こんなのが人体に寄生するなんてイヤ過ぎる。
【ちょっと閲覧注意】
下のモザイクの画像をタップすると、モザイクなしの寄生虫の写真が数点表示されます。苦手な方や食事中の方はスルーしてください。
ぐぬぬ…。若いころホラー映画で慣らしたオレだが、これは結構くるね。
やべぇ…やべぇよ（←本当はこんなこと言ってません）
実際の寄生虫館にはもっとたくさんの展示物やさらに気持ち悪い展示物、また寄生虫グッズを販売するショップもあるので、ぜひその目で確かめてほしい。
実は寄生虫館は所要時間30分ぐらいでサックリと回れてしまう。最後は募金箱に募金していこう！
寄生虫館の募金箱
そしてオレらは目黒寄生虫館をあとにするのだった。
チャリと駐車場
いやぁ、寄生虫はなかなかキモかったね。ランチと行きたいところだけど、食欲どう？
あんまりお腹空いてないっていうか、食欲がなくなったっていうか…
たぶん歩いてるうちにお腹空いてくるでしょ。ランチはとりあえず火の通ったものにしよう。
そうですね。あ、自転車取ってきますね！ちょっと待っててください！
そう言うとノベルさんは、寄生虫館の角を曲がりスタスタと歩いて行った。
1分後、彼女は戻ってきた。徒歩で。
どうしましょ！自転車が出せなくなっちゃいました！
え？どこに止めたの？
えっと、そこの角曲がった、寄生虫館のすぐ裏です。門が閉められちゃって自転車出せません！スタッフさんに聞いてきます！
そう言うとノベルさんは、寄生虫館の中に再び入って行った。てか自転車出せないってどういうことだよ。
そこから実に5分、彼女と寄生虫館のスタッフが出てきた。
どちらに止めたんですか？
ここです。
えー！ここかよ！
斬新な人だ…。自転車駐車場が無いという問題に直面したわけだが、解決方法がワイルド過ぎる。明らかに関係者用のスペースと思われるところにチャリをねじ込むとはな。
スタッフの協力もあり、なんとか自転車を出せた。そしてランチを求めて目黒駅に向かうのだった。
んで、ノベルさんは自転車、オレは徒歩なわけだけど、街を一緒に歩くのにこれがまたスーパー歩きにくい。女性の方々におかれましては、デートの際はぜひ徒歩で来ていただきたいものだ。
目黒寄生虫館のまとめと地図
いろいろ斬新なことが多くて、なんだか分からないけど自分の常識が間違っているんじゃないかと思ってしまうような、不安に駆られた1日だった。
ノベルさんは他にも、突然電子辞書を取り出して調べ物を始めるなどエッジの効いた行動が目立ったが、きっとこういう人が iPhone とか発明するんだろう。
感想としては、目黒寄生虫館はサクッとデートにおすすめだ。寄生虫館だけだと時間が持たないかもしれないけど、目黒には他にも「東京都庭園美術館」「ヱビスビール記念館」「目黒シネマ」など見どころが多い。観光地を数か所組み合わせるのも楽しいと思う。
ところで寄生虫館の売店のお姉さんがエライ美人だった。写真を撮らせてもらおうかと思ったけど、さすがにデート中に他の女は撮れねえと思い断念したのはここだけの話。
あと「目黒寄生虫うどん」なるものが存在するという都市伝説があるが、そんな不謹慎な食い物は存在しないので注意されたし。
m(. .)m
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