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合コン

ショットバーで合コン

ショットバーで合コンしてみた。全3話。

 

バー合コンのきっかけ

よくお邪魔するバーがある。

先日そのバーに立ち寄ってみると、カウンターで先客の女性とマスターが話していた。オレもカウンターに横並びで座った。

 

マスター「じゃあ今度飲み会やろうよ。」

女性「やろっか!いつにしよう。」

 

フムフム( ̄‐ ̄)飲み会をやろうってんだね。飲み会ってか実質的には合コンだな、話を聞いてると。

いいなぁ…なんて思っていると、マスターがオレのほうを指してこう言った。

 

マスター「彼(ケイ)なんてどうよ。歳もまあ割りと近いし。」

女性「どうも~。」

ケイ「おなしゃす(゜ロ゜)!」

 

ラッキー!こんな出会いもあるもんだ。

話はとんとん拍子に進んで行き、オレも合コンに参加させていただくことになった。なかなかの大所帯で、6対6くらいになるそうだ。

ただし!お相手の女性たちは皆30代後半とのことで、みんなオレより年上だ。別に年上が嫌なわけじゃないんだけど、さすがに恋愛対象となる女性は年齢とともに少なくなっていくというのが正直なところだ。

まあ普通に飲み会として楽しめればそれでオレは満足だ!

 

場所はなんとマスターのご好意で、このバーを貸しきってくれるという!なんと贅沢な。

 

ー合コン前日ー

オレはバーに足を運び、マスターと軽い打ち合わせをする。

 

マスター「じゃあ、ケイくん乾杯の音頭やってよ。」

ケイ「フフフ、マスター。乾杯の音頭はオレの得意とするところですよ ┐( ´_ゝ`)┌」

マスター「お、なんかあるの?」

ケイ「じゃあ、こんな感じでどうでしょう 、フフフ ┐( ´_ゝ`)┌・・・・・・」

 

バー合コン当日

男性たちはパラパラと集まってきた。

男6人軽い世間話をするけど、会話の中身なんて有って無いようなもの。頭の中は女でいっぱいだ。女性たちがバーの扉をくぐってくるのを想像しては、自身で緊張感を高めているのだった。

 

女性たちはまとまって来た。

 

女性たち「こんばんは~。」

男性たち「こんばんは~。」

 

5人の女性がバーに入ってきた。あと1人は後から来るらしいが…

 

そんなことより…

 

クオリティ高けぇ(; ゚Д゚)

 

35~40歳くらいと聞いていたから期待していなかったけど、なんじゃあこりゃあ!

全員アリなんだけど(゚o゚) いや、全員アリだとか言える立場じゃない。もはや相手にしてもらない可能性さえある。

なんでこんな人たちが独身なんだろう…まあいいや。

よ~し、はりきって参りましょ~!

 

マスター「飲みもの何にする?」

 

男性はみんなビール、女性は赤ワインを中心にオーダーした。

ドリンクがみんなの手に渡る。

 

マスター「乾杯しようか!じゃあケイ君よろしく!」

ケイ「わかりました!」

 

フフフ( ´_ゝ`)ついにきましたねこの時間。

おまかせください。がっちりと女性のハートをつかんでみせますよ( ´_ゝ`)

 

ケイ「先日わたくし~、駅に行ったところ電車がもう来ちゃってまして、ダッシュで電車に乗ろうとしたんです。でもあと一歩のところで扉が閉まっちゃったんです。あ~、乗り遅れたなと。そしたら、1人のおばあさんが近づいてきて、ふところから海苔を取り出して、オレにくれたんです!」

全員「どういうこと?海苔?」

ケイ「そうです。焼き海苔みたいな。オレに海苔をくれたんです……海苔をくれた……乗り遅れたwww」

全員「・・・・・・(-o-;)」

ケイ「(;´∀`)」

 

マスター「はい、カンパーイ(・∀・;)!」

全員「カンパーイ(・∀・;)!」

 

失笑とともに始まった合コン。

ガヤガヤとしゃべくりながらもマスターがうまいこと仕切り、自己紹介もスムーズに行われた。

 

さて、ここのバーはカウンター席がメインなので、全員カウンターに座っている。

実は困ったことに、女性たちが席に着いた時点で男と女で完全に分かれていたのだ。

bartable

しょーすけ「どーすんのよ、男女で分かれちゃってんじゃん。」

ケイ「タイミングみて移動するか。」

 

しょーすけ、いたのか。このあと出てこないぞ。てか絡んだ人たちしか出てこない。

2杯目のビールを飲み始めたときだろうか、女性の1人がトイレに行った。お、これはチャンスなのか?

よーし!やってやるぜ!オレは意を決して、その席に座った。

bartable2

ケイ「どうもどうも~!」

インド「どうも~。」

 

自己紹介でインドア派だと言っていた女性と話し始める。

 

ケイ「お休みの日は何してるんですか?」

インド「ホントに家にずっといるんですよー。本読んだり。」

ケイ「へー!おすすめの本教えてください!」

インド「最近では、宮部みゆきの「火車」がよかったですよ!読んでみて。」

ケイ「読みます(゜ロ゜)!」

 

なるほど…インドさんを口説くにはまず火車を読んでからだな!

インドさんはキレイで落ち着いた、それでいてノリはいいというすばらしい人だ。結婚するならこういうタイプがいいのではないか。

 

他の席も次第に男女が交流し始めたようだ。

bar-inside

当日の様子

39歳ながら爽やかな風貌の太郎さんと、ネイリストの女性(スゲーかわいい)がしゃべっている。

 

太郎「背の高い人は好きですか?」

ネイル「え、背の高い人ですか?そうですね~(´∀`;)」

 

いきなり口説くのかよ太郎さん(・∀・;)

と思ったけど、上記の発言は若干謎だ。というのも、太郎さんは特に背が高いわけではないからだ。これにはマスターも「太郎くんそんなに背高くないよねw なんで聞いたのw」とツッコミを入れていた。

 

さて次行くぜ!アウトドア派だと言っていたショートカットの女性と話すぜ。

 

ケイ「こないだピクニックに行ったんですって?インドさんから聞きました。」

アウト「そうそう!丹沢の大山ね。」

ケイ「え?大山?あれピクニックレベルじゃないっしょ!登山じゃん!」

アウト「え~?あんなの登山じゃないよ~、散歩でしょ。」

 

えー(・∀・;)大山って登るのに2時間くらいかかった気が…アウトさんは相当アグレッシブだなぁ。

 

開始から1時間くらい経ったころ、まだ来ていなかった女性が到着した。こちらも美人さんじゃないか!

その女性にドリンクが渡ると、マスターがこう言った。

 

マスター「じゃあ仕切りなおしということで、ケイくん!」

 

なに(・∀・;)!もう一度乾杯の音頭を取れと!

 

マスター・・・・・・

 

そんなこと・・・・・・

 

 

想定内ですよ ┐( ´_ゝ`)┌

 

乾杯2回目

ケイ「ある男がいまして、自分の身体を触ると激痛が走ると言うんです。頭、首、肩、腕、腰、脚、どこを触ってもスゲー痛い!だから男は病院に行ったんです。そしたら…」

全員「そしたら…?」

ケイ「指が折れてたっていうwwwwww」

全員「・・・・・・(-o-;)」

ケイ「(;´∀`)」

 

マスター「はい、カンパーイ(・∀・;)!」

全員「カンパーイ(・∀・;)!」

 

再び失笑の中での乾杯となった。

ところで、太郎さんの飲みのペースが異常に早い。ジムビームを飲みまくっている。

そして酔いが回ってきたのか「オレは今日モテてる!」「モテ期が来た!」と暴走し始めた。

taro1

マスター「大丈夫w? 飲むペース早すぎじゃない?」

太郎「マスター!ジムビームもう一杯!」

 

太郎さんは暴走気味だったけど、むしろそれでみんなの笑いを誘っていたのでとても盛り上がった。

 

さて次行くぜ!ドSキャラの百貨店店員!この人がまたカワエエのよ。見た目が女の子らしくてすごいモテそうだ。

 

ケイ「印象に残ったデートは?」

S子「みなとみらいにデート行ったときに、相手の人が途中で「るるぶ」見始めてさw」

ケイ「まじか!」

S子「お店とかもすごい迷っちゃって、予約もしてないし。」

 

うーむ、るるぶは許されないのだな。お店も予約っと。さすがS子さんは厳しいけど、勉強になるな。

 

てかさ、S子さん・・・・・・

 

さっきからさ・・・・・・・

 

ちょいちょいひざが当たってエロんすけど(´Д`;)

hiza

マジでたまらんかった。

 

一方、太郎さんはずーっとジムビームを飲み続けて、ますます暴走してきた。

・となりの女性に「結婚しよう!結婚しよう!」と迫る

・なぜか男性にキスをしようとする

・「アイム ストーカー!アイム ストーカー!」と叫ぶ

taro2

そんな感じで終止盛り上がっていた!

このあとも色んな女性たちと話すことができてすんげー楽しかった!お店を貸しきって飲めるなんて贅沢だったし。

 

バー合コン終了!

女性たちはなんでみんな結婚しないのかと思っていたけど、マスターいわくみんな個性が強いというか、自分を持っていてやりたいことやってるって感じだった。それで結婚に執着しないんじゃないかとのこと。

いやホントにキレイな女性たちだったんですよ。個人的に誘ってみようかな…

 

ではまたm(. .)m

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