ゲーセンの話は最初だけですが…。全3話。
ゲーセンにてナンパ
ゲームセンターのUFOキャッチャーのコーナーには、意外と1人の女の子が多い。いままでにも、オレが取ったワンピースグッズを女の子にあげてみたり、初音ミクが取れなくて困っている女の子を手伝ってあげたりしたことがある。ちなみに初音ミクを取ってあげたあと、女の子に渡して颯爽と立ち去るという謎のかっこいい行動を取ったw
さて、去年の11月某日、横浜のゲーセンのUFOキャッチャーコーナーに立ち寄ってみた。
そこで、1人ワンピースグッズをボーっとながめる女の子を発見した。ずーっと口が半開きで、ボケッとしている。
うーん、なんかボケッとした子だなぁ(・∀・;)話しかけてみよー(^^)/
その子は結局ワンピースグッズをながめただけで、UFOキャッチャーはやらずにゲーセンを出た。そこで声をかけてみた。
ケイ「おっす。」
女の子「はい!」
ケイ「これから帰りですか?」
女の子「そーです!」
ケイ「荷物でかくない?」←その子は大きなバッグを持っていたので
女の子「学校で使う道具が入ってて、めっちゃでかい!」
おお、ずいぶんフランクな感じの子だ。なんていうか少年のような、可愛いんだけど色気がないような子だ。
名前はゆまちゃん。美容師の専門学校に通う19歳の女の子。その割には髪とか適当っぽいな(゚o゚)
話しながら駅に向かった。一緒にゴハン行ってくれないかなぁー。
ケイ「これから一緒にゴハン食べよう!」
ゆま「家にゴハンとみそ汁あるんで!ママが作ったやつ。」
ケイ「ゴハンとみそ汁だけかよw」
ゆま「もうちょっとあるかも!うちのママ、あんま料理うまくないw」
ケイ「でもお家で食べるのね。」
ゆま「家でたべるよ~。」
ケイ「じゃあ、電車一緒だし途中まで行こう。」
ゆま「へい(^-^)」
電車で一緒に帰って、そのあとゆまちゃんの家まで歩いて送ることにした。
ゆまちゃんの地元駅で一緒に降りて、歩いて送る。これは嬉しい時間ヽ(゚∀゚)ノ
ゆまちゃんはしゃべり方がバカっぽいんだけど、自覚しているらしいw
ケイ「美容師ってキツイ仕事の割には給料そんなにもらえないよね?」
ゆま「でもー、出世していくと月給800万とかいく!」
ケイ「月給800万(・∀・;)?年収じゃなくて?」
ゆま「あ、ちげーか。月給80万?え、年収か?よくわかんないw」
ケイ「数字弱いのねw」
ゆま「中学のとき、250×10が分からんくて、親が嘆いてたw」
ケイ「マジかよw」
ゆま「その答えを聞いた後、10を掛けるとどうなるのかようやく知ったわw」
こいつぁ大物だ( ̄▽ ̄;)ノ
そんな会話をしながら楽しく歩いて、ゆまちゃんのマンションまで送って行った。
ラインを聞いてお別れした…。
ゲーセンでナンパした子とラインでのやり取りが始まった
[ケイ] 結局夕飯なによ? [ゆま] イワシみそしるとモモ肉の照り焼き!
今日はいつもに比べて大分凝ってました(笑) [ケイ] ちゃんとしてんじゃんw
イワシみそ汁って、変わってんな [ゆま] イワシ団子だったw
イワシ味噌汁とか臭すぎ(笑)
こんな調子で、ゴハンの話やらワンピースの話やらをすることができた。
ナンパをしてもそのあと連絡が取れないことが多い昨今、ちゃんと返事くれるのはありがたいことだm(. .)m
[ケイ] 今度ゴハンいこーぜ! [ゆま] やだ!ダイエット中だもんね(笑)
んー、そんなに簡単には出てきてくれないかε=(・д・`*)
それでもラインのやり取りは続ける。くだらない話をメインにしつつ、たまに誘うというスタンス。
2週間後…
[ケイ] ゆま!今日ゴハンどー? [ゆま] 今日は無理よ [ケイ] んー、逆にいつならいいんだー [ゆま] うーん(笑) [ケイ] まあ、気が向いたらねー [ゆま] ねー(^o^)
んー、これは無理っぽいかなぁ(´Д`;)しばらくこんな調子で数週間やり取りが続いた。このまま尻すぼみで、連絡取らなくなるパターンか…。
ちょっとアプローチを変えてみるか。
このときもう1月半ばw 出会ってからもう2ヶ月経っていた…↓
[ケイ] お願いがありやす [ゆま] ん? [ケイ] 寿司いこー(゜ロ゜) [ゆま] うーーーーーんどうしようかな [ケイ] 緊張する [ゆま] は(笑) 緊張すんの?(笑) なんでだよ(笑) 笑える(笑) [ケイ] わらえねーわ!w
でも会いたいなー [ゆま] 会いたい..かな~??(笑) [ケイ] いや、わりと真面目に言ってるんだけど… [ゆま] ほんとに?? [ケイ] 会いてーのは、普通にマジだよ [ゆま] あら(^▽^)
そうかー本気かー(笑)
別にいいんだけどね(笑)
でも、本当に平日とか練習したいし合う暇ないのよね~ [ケイ] 時間あるときでいいよ [ゆま] じゃあまた誘ってみて(^▽^) [ケイ] おけ。誘うよー [ゆま] なんか萎えてるφ(゜゜)ノ゜? [ケイ] そんなことないよー [ゆま] なんだよー [ケイ] ゆまと寿司食いたいぜ~ [ゆま] はーい(^~^)♪
よーし、山が動いた!着実に心を揺さぶっている(と思う)!
このあとも、誘っては断られるということが何度かあった。
でもついに…2月21日のことである…
[ケイ] 最近仕事がおそくてね、寂しかろう!ゆま! [ゆま] まったく(^_-) [ケイ] 寂しかろう!
…オレが [ゆま] ....なるほど(^.^)笑 [ケイ] ゴハンいこー。いつ行ける? [ゆま] 8時ぐらいまでなら二人ともあいてたら、いいよ~
次の火曜か、再来週か ~(^-^)
キタ――――――(゚∀゚)コレ
ん、8時まで?無理だ(´Д`;)
[ケイ] なぬ!火曜とな!
オレ、仕事終わんのが8時くらいという(;´∀`) [ゆま] どんまい(^.^)笑 今度にしよ! [ケイ] 土日はバイトだもんねー?(←ちなみに翌日が土曜日) [ゆま] そうね~明日は休みだけど~(笑) [ケイ] おいー、そういうの先にいってくれよぉ(;_;) [ゆま] なんで~??予定入ってるのね?(笑) [ケイ] いや、明日は予定ないけど、ゆまが予定あるのかと… [ゆま] ないよ(^o^)/ [ケイ] そーなんだ。そんな日もあるんだな。みなとみらい行くか(゚ロ゚) [ゆま] うちは起きるの遅いよー先にいっとく~(^-^)笑
キタ――――――(゚∀゚)――――――!!!
出会ってから実に3ヶ月。ようやくデートすることになった。
ゲーセンでナンパした子と夢の国
デート当日はお互いダラダラしてて、待ち合わせは15時に横浜駅にした。
オレは15時ちょうどくらいに横浜駅に到着した。そしてラインを入れる。
[ケイ]
着いたら教えてくれ~
[ゆま]ついた!
5分後くらいに上記の返事が来た。そして待ち合わせ場所でゆまを探す。
・・・・・・ん?いない(・∀・;)
何人か立っている女性はいるけど、この中にいるのか?
[ケイ]
ん?どんな服?
[ゆま]ほぼ黒。髪も黒
んー、わからん(・∀・;)それっぽい人が1人いるんだけど、こんなキレイな子じゃなかったはず。
[ケイ]
わからんw
どこにいる?
[ゆま]みどりの?
さっきからうろちょろしてるひと?
わかったけど(笑)
カーキ色のピーコートを着ていたオレにゆまは気付いてくれたようだ。やっぱりさっき見た女の子がゆまだったようで、お互い目を合わせて会釈をした。
ケイ「お、おう(・∀・;)なんか前と違くない?」
ゆま「雰囲気変えたからね~(^-^)今日は髪もちゃんとしてるし」
ゆまは髪の毛も少し巻いたような感じで、化粧もキチンとしていた。それだけでこんなに雰囲気が変わるものなのか…。
ゆまの雰囲気はもういっぱしのお姉さんっていう感じだった。でも、やっぱりしゃべり方や笑い方は前と同じ、ちょっと安心した。
2人でベイクォーター方面へ歩き始める。
ケイ「コスモワールドのスピニングコースター乗ろうぜ!」
ゆま「なにそれ!つまらなそう(;¬_¬)」
ケイ「クルクル回って、ちょーおもしれーし!」
ゆま「ぜってーディズニーの方が楽しいし!あぁディズニー最近行ってないなぁ。」
ケイ「いまからディズニー行くか?アフター6で。」
ゆま「お金ないし(´・_・`)」
ケイ「いいよ、だすから。」
ゆま「えー、悪いよ。貸しだったらいいけど(´・_・`)」
ケイ「大丈夫だよ!行こうぜ!」
ゆま「えー!ホントにいいのー(^o^)!」
ディズニーへ行くことになったヽ(゚∀゚)ノ
急な展開で2人ともテンションが上がった。
16時10分のバスに乗り込む!何を話したか忘れたけど、楽しく会話できた。そしてなにより隣の席にいるという距離感が心地よかった。
ゆま「ランドとシーどっちにしよう」
ケイ「ランドにしよ~」
いやーしかし、思い立ったらすぐにディズニーへ行けるなんて、贅沢な話だなぁ。
1時間くらいでディズニーランドに到着。アフター6にはまだちょっと早いかなと思っていたけど、実際にはスターライトパス(15時~)が売っていたのでそれで入場。
シンデレラ城の写真を撮るフリをして、ちょっとだけゆまを撮ってみた。
ゆま「どれいく~?」
ケイ「えっと、ピーターパンいこ!」
ピーターパン1時間待ち!さすがに土曜日だけあってどのアトラクションも混んでいる!
待ち時間に会話がなくなるので、よく「付き合いたてのカップルはディズニーに行くと別れる」なんて言うけど、ゆまは楽しく会話してくれるので待ち時間も楽しかった(^-^)一緒に携帯ゲームなんかもした。
ゆまは自由奔放な性格っぽいんだけど「次どれいく~?」という風にいつも選択はオレにゆだねていた。そのことが結構意外で、かわいいヤツだなぁなんて思った。
結局乗ったアトラクションは、ピーターパン、カリブの海賊、ビッグサンダーマウンテン、イッツ・ア・スモールワールドだった。ゆまはどのアトラクションでも嬉しそうだった。
なんかこの歳になって、イッツ・ア・スモールワールドがやけに胸にグッとくる。そう、世界は狭い…。世界は同じ…。微笑めばみんな仲良し…。1人感傷に浸り、泣きそうになっていたオレは疲れているのだろうか(・∀・;)ブログを読んでくださっている30代以上の方々、ぜひイッツ・ア・スモールワールドに乗っていただきたい。
短い時間ではあったけど、ディズニーランドを満喫してきた!
帰りのバスでの会話。
ケイ「コンタクトなんだな。」
ゆま「そう。箱で買う!」
ケイ「あー、短い期間で付け替えるコンタクトか。」
ゆま「1週間、いや、1カ月?ごとに替えるやつで、えっと、1箱に半年分入ってる。あれ1年分だっけ(・∀・;)」←数字が出てきてちょっとパニックになるゆま
ケイ「あぁ、1週間と1ヶ月って結構違うけど…」
ゆま「あれ?2週間だっけな。そんで3か月分?いや半年分かな(・∀・;)」←パニック
ゆまは数字が出てくるともうダメだ。しゃあない、オレが計算してやるか。
ケイ「えっとさ、何枚入ってるの?」
ゆま「え、いま?目に?」
ケイ「違げーよwww」
これはマジで笑ったw
そんな楽しいデートでしたm(. .)m