神奈川県は湘南台という駅でナンパしてみた。全4話。
有吉ジャポンで町田が熱いナンパスポットだと言っていたので、その記事を書いた。確かに分かる。女の子の警戒心が違う。
他にもナンパしやすい駅ってあると思う。たとえば、相模大野とか横須賀中央とかの、地元民が集まる駅。東京なんかでも、渋谷とか新宿とかではなく、駅をひとつずらしたり、西のほうへ行ったりすればいいナンパスポットが見つかると思う。
いざ湘南台へ
さて、有吉ジャポンが放送された次の週末、少し足を伸ばして、神奈川県の湘南台と言う駅に行ってみた。私鉄が3路線接続される駅だけど、ちょっとナンパするにはマニアックな駅。でも、大学もあるせいか、若い女の子の比率は多い。
しばらく街の様子をうかがって、歩き回ってみる。人がそんなに多くなく、ここで降りる人はまず間違いなく地元の人だろう。
道路の反対側に少しゆっくり目に歩いている女の子を発見。コンサバというかお嬢様っぽいと言うか、割りとかっちりとした服装の子。美人系で背は165くらいでシュッとしている。
この日声をかけるのは1人目だ。
道路を渡って、おもいきって正面から声をかけてみる。
ケイ「すいません、今お帰りの途中ですよね?」
女の子「はい(*^-^)」
女の子は落ち着いていて、少し笑顔を見せてくれた。
しかしおどろいたのが……立ち止まって、正面向いてくれたことだ。
これはなかなかメジャー駅ではないことだと思う。
と言うわけで、路上の真ん中で2人で向き合って話すと言う、若干不思議なシチュエーションになった。
ケイ「今日はお出かけしてたんですか?」
女の子「はい。」
ケイ「横浜とかみなとみらい?」
女の子「そうですね、友達とゴハン食べてました。」
ってな感じで会話を始める。名前はユリちゃん。この時点では年齢不詳だが、社会人らしい。なかなかの美人で、フランス人っぽい顔立ち。レベル4。まじめでホンワカした話し方が魅力的。
ケイ「ゴハン食べたんですか~。もう1食いける?」
ユリ「無理ですよ(笑)」
ケイ「お酒は飲む?」
ユリ「お酒飲めないんですよ~。」
ん~困ったなぁ。行くところが無ぇ。
ケイ「遊園地行く?もうやってないか。」
ユリ「そうですね(笑)」
和菓子屋の目の前で話していたので…
ケイ「和菓子食べる?」
ユリ「え、和菓子ですか(*^-^)」
・・・・・・
なんで和菓子にちょっと食いつくんだよ(・∀・;)
ケイ「いやまあ冗談だけどww」
ユリ「そうですね、おなかいっぱいだし。」
結局このあと5分くらい話して、ユリちゃんは帰ることになった。
ラインを交換して、お別れすることに・・・・・・
動かない
話もまあまあ盛り上がった(?)ところでライン交換。
ケイ「じゃあ、ライン教えてもらってもいい?」
ユリ「はい。」
なかなか固そうな子だけど、まじめだしニコニコ話してくれた。今日は無理だったけど、何とか今後につなげたい…。
ケイ「今度ゴハン行こうね!」
ユリ「はい(^-^)」
ケイ「それじゃ、気をつけて帰ってね~。」
ユリ「はい、ありがとうございます。」
ケイ「んじゃ(^^)/」
ユリ「・・・・・・・(^-^)・・・・・」
ケイ「・・・・・ん(・∀・;)・・・・・・」
・・・・・・・・あれ
なんかこの子動かないんすけど(・∀・;)
なんすかね、この間は。時間にして5秒くらいだったけど、5秒って結構ながいよね(・∀・;)!バイバイしてから、まだお互い向き合ってるという…。
ここは機転をきかすか。
ケイ「えっと、家まで送ろうか?」
ユリ「はい(^-^)」
オオオオオオオオオ(゚∀゚)オオオオオオオオオ!
こういう展開だったのか!送ってほしいなんて思うんだな。住宅地ならではなのか。
ユリちゃんは実家に住んでいるので、これ以上の展開はないけど、徒歩20分話しながら一緒に歩くことができた。こういうときの嬉しさったらないな~。
ユリちゃんは自分からそんなに話すほうではなくて、会話に間ができてしまうこともあったけど、笑顔で返事をしてくれるので感じがイイ。偶然にも、働いている業界が一緒だったんで、意外とマニアックな話もできて盛り上がった。
9月の半ばで、まだ夜でも暑苦しい。オレは汗を拭きながらユリちゃんと歩いていった。
20分後、ユリちゃんの家の近くでお別れ。
ユリ「それじゃこの辺で。帰り道分かりますか?」
ケイ「うん、直進、左、右、左、だったかな~。」
ユリ「じゃあ、ありがとうございました。」
ケイ「それじゃ連絡するから。またね!」
って感じでバイバイした。
さーこれからどうなるか。ラインの腕に掛かってくるかな。
でも家まで一緒にお散歩したし…同じ業界の話で盛り上がったし…なんとかなるだろう!
・・・・・・・20分後
ん?
・・・・・・・30分後
駅どこ(´Д`;)
正解のルートは「直進、右、左、右」だったようで、結局駅まで1時間以上かかった。
厳しいトーク
ユリちゃんとお別れしてから、ラインのやり取りを始める。今回は、実際にやり取りしたトークを晒してみたいと思います(個人が特定されそうな箇所は伏字にします)。
ケイ「いきなり左に曲がっちゃって大変なことになった!でも湘南台ついたぜ(^^)/」
ユリ「お疲れ様でした」
ケイ「どもー。何してんの?」
ユリ「テレビみてました」
ケイ「それは幸せ~(・∀・)」
ユリ 「今夜のアド街は上大岡ですよ」 ←いきなり何ww
ケイ「さもアド街見るのがデフォルトみたいにいうなww」
ユリ「アド街初めてみてます」
ケイ「初めて見るのか!それはそれで極端だねw」
しかしこのユリちゃん、決して絵文字や顔文字、「!」も何も使わない。不機嫌なのか警戒しているのか、とにかく「感情無いです」って感じのトークをする。でもまあアド街の話をしたりと、ユーモアはあるようだ。
…しかし
ここからの展開が厳しかった。
ユリ「ケイさんはおいくつですか?」
ケイ「ことし76。」
ケイ「うそです。33だよ。」
ユリ「33には見えませんでした」
ケイ「そう?ちなみにユリちゃんは?」
ユリ「21です」
ケイ「おー、やはり若いなぁ」
ユリ「25くらいだと思ってましたか?」
ケイ「そだね!23-25くらいかと!」←なんで正直に言っちまったんだ(´Д`;)
ユリ「ですよね」←やべぇ、フォローできるか?
ケイ「でも、21って言われれば納得だよ~。仕事始めたばっかって言ってたから、転職したのかと勘違いした」
ユリ「勘違いしてるだろうなと思いながら話してました」
ケイ「ゴメンネー!でも、こんなに業種の近い人に会ったことなかったから、マジびっくりしたよ!もしかして、気分悪くしちゃった?」
ユリ「そんなことないです」
ん~、なんとかフォローできたのだろうか ε=(・д・`*)ハァ…
でもなんかヤバイ雰囲気。このままの展開では次は無いかも。
やっぱり年の差は気にするのかなぁ。怖えぇなー。まあとりあえず…
ケイ「よかった。でもやっぱり年の差は気になるー?」
・・・・・・・
オレの質問がまずかったのかは分からない。ただ、遅かれ早かれこういう展開にはなったのだろう。
かなり厳しいメッセージが帰ってきた。このメッセージでオレは窮地に追い込まれた。
それがこちら↓
ユリ 「33でナンパしてることが気になってます」
ああああああああ(´Д`;)
もうダメか~(´Д`;)
どーすりゃいーの(´Д`;)
せっかくナンパしてうまく話していたのに、ラインのやり取りをはじめてから暗雲が立ち込めた。
厳しいメッセージにどう返す?
ユリ「33でナンパしてることが気になってます」
こんなことを言われたら返す言葉がない(´Д`;)
このセリフを言われるまでは、トークがポンポン進んでいたけど、さすがにこのときはなんて返したらいいのか考えてしまった。
どーしたら挽回できるか。
「ごめんね。」とあやまる?
「はじめてだったんだ。」とウソをつく?
「別にいいじゃん。」と開き直る?
困ったなあ…
結局10分考えた。そしてこうすることにした。
「交際の奥の手は至誠である。」 渋沢栄一
人付き合いで最終的にものを言うのは、相手に誠意を尽くすこと。ということだ。
というわけで、こういうときは誠意を見せるのだ。まずは事実を認める。そして自分の想いを素直に伝えてみよう。
ケイ「そうだね、実際声をかけたわけだしね。」
続けて
ケイ「でも、ユリちゃんのことがずっと気になってるし、とにかくオレはまた会いたい」
さあ、どうなる…。
・・・・・・返信こねぇ(・∀・;)
・・・・・・次の日になっちまった(・∀・;)
そして朝、一発目に来たトークがこちら
ユリ「野毛山動物園いきたいです」
・・・・・・・
マジか(゚∀゚)!
あの流れからいきなりこんなセリフが帰ってくるなんでビックリした!
ケイ「オッケー!動物園いこ。」
ユリ「はい。」
いや~もうダメだと想っていたのに、一週間後に動物園デートの約束ができてしまったというお話しでした。
※ナンパをするときはなるべく女性に迷惑にならないように心がけましょう。今は相席居酒屋やペアーズなど出会いのインフラが充実しているので、なるべくそちらを利用するようにしてください。
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