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デート

「みさきまぐろきっぷ」を使ってグループデート

京急が発売している「みさきまぐろきっぷ」を使って、神奈川県の三浦半島を満喫する旅。全4話。

 

みさきまぐろきっぷを使うことになったきっかけ

中学からの友人である海男(うみお)とは今でもたまに遊ぶ。古い友人だとなんか気恥ずかしくて普段は女の子の話とかはほとんどしないんだけど、先日めずらしく海男から「女の子紹介したいんだけど」と連絡があった。オレは余裕で予定が空いていたので即OKの返事をした。

海男は海が大好きなので、得意エリアの三浦&三崎へ行こうと提案。ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日に三浦&三崎周辺でグループデートだ。

メンバーはすでに決まっていて、男3人、女2人という構成。海男は紹介者という役回りなので、男性メンバーが1人多い構成になっている。

デート前日に海男からメールが入る。

 

[海男] 明日「みさきまぐろきっぷ」買っていこう。横浜から3000円くらいで売ってる。お得だぜ。

[ケイ] OK!買う!

 

というわけで「みさきまぐろきっぷ」なるものを買っていくことになった。

 

ー当日ー

意気揚々と家を出て横浜駅に到着。みさきまぐろきっぷを求めて京急のご案内カウンターへ。

みさきまぐろきっぷは京急の改札で買える

ケイ「あのー、みさきまぐ…」

駅員「横の券売機で買ってくださーい!」

 

だいぶオレのセリフ食い気味なんですが…(; ̄- ̄) さすが京急、運転も駅員も荒削りだ。だがそれが良い。

券売機でみさきまぐろきっぷを買う。横浜からだと2960円。乗車券、食事券、施設利用券の3枚がでてきた。

これがまぐろきっぷだ!

京急に揺られて、待ち合わせ場所の三崎口に向かう。

三崎口は京浜急行最南端の駅。結構時間が掛かるけどたまにはいいもんだ。特に三崎口近くのキャベツ畑なんかが見えてくると、普段は住宅地に埋もれて生活している息苦しさが開放されるような気分になる。

さて、三崎口に到着!

みさきまぐろきっぷを使って三崎口駅まで行く

やっぱりゴールデンウィーク、すんげー混んでる(´Д`;)

みさきまぐろきっぷはゴールデンウィークでも使えるけど劇混みだ!

 

ご対面

メンバーはパラパラと集まり、待ち合わせの11時ちょっと過ぎに集合。

 

海男(35歳)「おっす!さーせん、ちょっと遅れました!」

堅気(29歳)「今日はよろしくお願いします!」

ケイ(34歳)「どもー!」

マミ子(27歳)「はじめまして~」

モチ子(27歳)「こんにちは」

 

お、背がちっちゃくてなかなか可愛らしい子たちじゃないか。マミ子ちゃんは小花柄のトップスに黒のスカートで、笑顔が素敵だ。少しだけぽっちゃりのモチ子ちゃんは青いカーディガンに白のインナーとパンツを合わせていた。初夏の雰囲気だ。

よーし!楽しくなりそうだぜ!まず向かうは「京急油壺マリンパーク」だ!

※ちなみに油壺マリンパークってのは割りとこじんまりとした昭和の香り漂う水族館。まああれだ、水族館のB級グルメみたいなもん。オレは好き。

 

まずは三崎口からバスに乗る。バスもみさきまぐろきっぷで乗れてしまうのだ。バス停は長蛇の列だったけど、意外と回転が早くすぐにバスに乗ることができた。

まず男性3人がバス後方の席に座った。女性2人はちょっと離れた席に座った。モチ子がちょっと距離を置いた席を選んだように見えた。

バスに無事乗れて出発したのはいいけど、すんごい渋滞でなかなか進まない(´Д`;)

海男はオレの近くに座っているのだが、メールを送ってきた。筆談みたいなもんだ。実際このときはまだ女の子の名前を聞いていなかったので、その紹介も兼ねて。

 

[海男] 本日の予定、①油壺マリンパーク ②マグロ(昼飯) ③夕方から飲み シクヨロ!

[ケイ] オッケー!

[海男] 歯並び悪いのが「マミ子」、これといって特徴がないのが「モチ子」ね。

[ケイ] どんな紹介のしかただよw

[海男] ちなみに今日オレはオブザーバーに努めるので、ケイと堅気でがんばれよ~

[ケイ] わかりやした~!

 

そんなやり取りしていた。

オレはもう1人の男性メンバーである堅気(かたぎ)とは初対面だった。となりに座っている堅気と話しながらバスに揺られていた。

 

ケイ「堅気くんは彼女いないの?」

堅気「わたくしはー、いないっす。」

ケイ「じゃあ今日がんばらなきゃ!」

堅気「いやぁ、うまくできるかどうか。」

ケイ「ちょっとー、硬いよ!肩の力抜いていこーぜ!」

堅気「はい!」

 

堅気は女の子と絡むのにあんまり慣れていないようだ。

そうこうしているうちにようやく京急油壺マリンパークに到着!

 

[マリンパークの記事はスピンオフになります。こちらの記事を参照してください↓]

京急油壺マリンパークでデート

 

京急油壺マリンパークを満喫したオレらは、三崎口に戻るバスに乗った。結構混んでいて、女の子2人と男3人で別れて座ることに。

そういや、堅気はどうした?ブログ記事のマリンパーク編に出てこなかったぞw

 

ケイ「堅気くん、楽しんでるか!」

堅気「はい!楽しんでます。」

海男「堅気、女の子としゃべった?」

堅気「いや…まだ一言も。」

ケイ「えぇぇぇぇぇ!?2時間くらい一緒にいたのに!」

堅気「なかなか女の子としゃべれなくて。」

 

見た目は男らしいのにずいぶんシャイボーイだなぁ。

 

みさきまぐろきっぷでゴハンを求めて

バスが三崎に着くと、パンフレットに載っているお店をみんなで選び始めた。みさきまぐろきっぷの食事券では、三浦半島にある20店舗ほどの中から選んで食事ができるのだ。

 

マミ子「どこにしよっか~。」

モチ子「お腹すいた~。」

海男「よし、いっせーのせで行きたいお店指さすぞ!」

ケイ「オッケー!」

堅気「分かりました。」

全員「いっせーのぉ せっ!」

 

結果はマミ子、モチ子、オレの3人が指差した回転寿司に決まった。

場所は三浦海岸という隣の駅なので、みんなで電車に乗って移動した。

みさきまぐろきっぷが使える店を探す

時間はもう15時近くなってしまって、みんなお腹ぺこぺこだ。

 

海男「えーと、お店はこっちだな。」

 

お店は歩いて3分。すぐに見つかった。

ところが、店内に入るとお客さんでごった返している。なんと一時間以上待つとのことだ(´Д`;)

 

海男「うーん、さすがに待てねーな。」

ケイ「だなー。」

 

仕方なく店を変えることに。再びパンフレットをながめる。

グループを引率している海男は責任を感じてか、ばつの悪そうな表情をしている。

 

海男「この近くだと、この「さかな料理 まつばら」ってのがあるよ。」

ケイ「おー、行ってみよー。」

マミ子「でもお昼のラストオーダー14:30って書いてあるよ?」

海男「ほんとだ。じゃあもうダメだな」

 

ん、ラストオーダー?そういやそんなの気に掛けてなかった。

 

海男「ここの店もラストオーダー過ぎてる。ここも!ここも!」

ケイ「まじかw」

海男「あと2件しかやってねーじゃん!」

全員「えー(・∀・;)」

海男「よし、この「グルメ館 豊魚」にいこう。バスだね。」

全員「おっけー。」

 

海男は責任を感じてか、ばつの悪そうな表情をしている。

 

とうわけで、バスに乗ることになった。

オレはさっきから50mくらい先に一台のバスが止まっているのが気になっていたので、そのバスを指差して言ってみた。

 

ケイ「バスあれじゃね?」

海男「えーと…そうだ!あれだ!行こ!」

 

みんな小走りでバスの方へ向かった。

が、

 

ケイ「あ(´Д`;)」

マミ子「うそー(´Д`;)」

モチ子「えー(´Д`;)」

堅気「まじすか(´Д`;)」

海男「ぐはぁ!」

バス「しゅっぱーつ!」

 

無常にもバスはオレたちの目の前で出発してしまった。

ここで海男が軽く発狂する。

 

海男 「オレは悪くない(゚∀゚)!オレは悪くないぃぃぃ(゚∀゚)!」

全員「wwwwwww」

 

みさきまぐろきっぷで利用できる店「グルメ館 豊魚」

バスを逃したオレら。次のバスが来るのは30分後だということが分かった。

 

海男「タクシー乗ろうかー!」

ケイ「そうだな、5人で割れば安く…あれ。」

 

5人だとふた手に別れなきゃいけないな。まあいいか。

こういうときに気になるのは、男女の振り分け方なんだけど…

 

海男「じゃあオレ女の子グループ~ヽ(゚∀゚)ノ」

ケイ「エェェェ Σ(゜ロ゜;)」

 

おい、今朝お前オブザーバーに努めるとか何とか言ってなかったか(・∀・;)

まあいいや・・・・・・

 

タクシー乗り場で待っているとすぐに1台のタクシーがやってきて、海男、マミ子、モチ子の3人がタクシーに乗り込んだ。

3人がタクシーに乗ってから、何やら話している。行き先がなかなか伝わらないのだろうか。運転手がナビをいじったり、携帯で電話したりしている。

しばらくすると無事タクシーは出発した。

 

あとから海男に聞いたところ、車内ではこんなやりとりがあったらしい…。

 

海男「すいません、もう一台タクシー呼んでもらえます?(タクシー乗り場で待っているオレと堅気のため)」

運転手「ええと、もう一台ですか (-o-;)」

海男「うん、友達がそこで待ってるんで。」

運転手「ええと、会社の電話番号は…(携帯を取り出す)」

海男「ん、無線使わないの?」

運転手「無線…ちょっとどうやればいいか(-o-;)」

海男「は?」

運転手「いや…私、今日が初めてでして(-o-;)」

全員「え(・∀・;)!」

海男「あー、じゃあいいや、とりあえず出してくれれば。グルメ館 豊魚ってところまで。」

運転手「あ、はい。すいません…(ナビをいじる)」

 

そんなやり取りをしていたため出発に手間取っていたとのことだ。

しかも出発した直後…。

 

海男「おい!メーター!メーター!1800円て!前の客のままだぞ!!!」

運転手「あ(-o-;)ええと、どうすれば(-o-;;;)」

海男「そこの "精算" てボタン押せ!!!」

 

なぜか海男が操作方法をレクチャーするという変な事態になっていたらしい。

なにはともあれ、目的地には無事着いたようだ。

一方オレと堅気もタクシーを捕まえて目的地に着いた。

 

「グルメ館 豊魚」に到着!

みさきまぐろきっぷを使って「グルメ館豊魚」へ

待ちに待ったゴハン。まぐろきっぷの食事券で注文できるメニューは決まっているので、「刺身膳」を頼んだ。

メニューを見てみると、刺身膳は1700円くらいするものらしい。

ほどなくして刺身膳が運ばれてきた~!わーいわーい(^o^)

みさきまぐろきっぷで注文できる刺身定食

写真では伝わりにくいかもしれないけど、なかなか豪華!

5人分↓

刺身定食おいしいよ!

刺身(゚д゚)ウマー

分厚く切られた刺身、特にまぐろがウマーい!まぐろ竜田揚げもちょーウマイ!漬物もウマイ!

いや~これはいいね。ボリュームもあって満足度高し。

みんなお腹が空いていたのでペロリと平らげた。

 

・・・・・・・・・

 

まぐろきっぷを余すところ無く使ったオレら。計算してみると、まぐろきっぷを持っていなかったら5000円以上使っていたことになる。それが3000円で済んでしまうからお得だ!

 

このあとみんなで横須賀に行って飲んで盛り上がった。マミ子ちゃんは結構飲むのが好きみたいで、お酒もよくすすんでいた。オレは今度2人で飲みに行ってくれないかな~なんて思っている。

まああまり遅くならないうちに帰ろうということになり、お約束どおり「また飲みに行こう~!」と言って解散した。

 

帰り道、オレは海男と一緒だった。

 

ケイ「モチ子は愛想悪かったな~。」

海男「昔は結構チヤホヤされてたらしいからな。」

ケイ「なるほどね。そのつもりでずっといるとああなるかもな。」

海男「てかさ、ドラえもんみたいな格好じゃなかった?」

ケイ「ドラえもん?…ああ、ちょっとねw」

 

doraemon

まあブログでは悪いように強調してしまいましたが、モチ子もいい子でしたよ~。

ではまた!

m(. .)m

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