野毛ハロウィンでナンパしに行く。
野毛ハロウィンでナンパしてみるか
この日の昼間はハロウィンパーティーがあったのだが、終わったあと1人になってしまったオレ。実はこんなこともあろうかと、もう一匹動物を呼んでおいた。いわもとだ。
遅れてごめんクマ~。
おっす。くまモンの着ぐるみだな!野毛行くぜ野毛。
のげ?そこには何があるんですか?てかどこっすか?
ああ、お前は千葉在住だもんな。「みなとみらい」は誰でも知ってるよな?あれは桜木町の駅を降りて海側に行くとみなとみらいで、反対に陸側に行くと野毛なんだよ。野毛は500店もの飲食店が集まる横浜のディープスポットなんだけど、県外の人にはあまり知られてない。んで、野毛では毎年ハロウィン祭りをやってるっつーわけだ。
へ~、そうなんですね。渋谷みたいな感じすか。
いやいや、もっと落ち着いてる。野毛は街ぐるみで「みんな飲みにいらっしゃい」って感じだから、ハロウィン参加者も飲み屋も和気あいあい。
ならよかったです!渋谷のハロウィンみたいのはきついんで。
子供でも安心して参加できるレベルにしないといかんよな、こういうイベントは。
そんな話をしながら、電車で横浜から桜木町に向かった。
桜木町に到着後、駅をを出て野毛方面へ。
とりあえず酒を飲もうということで、よく行く「鳥むすめ」で2,3杯引っかける。そして野毛の街へ繰り出した。
お~、やってるやってる。写真撮らせてもらおう。
ぼくもちゃっかり入っちゃいます!
飲みに行こう
んでだ、野毛に来たのは言うまでもない。お姉ちゃんと飲むためだ。
声かけるんすね!さっきの巫女さんなんてどうすか?まだあそこにいますよ。
あの子か、キレイな人だな。
ボク行ってきます!
そう言って巫女さんたちのところへ向かういわもと。こいつは積極性だけはハンパない…。
1組目
いわもとが巫女さんたちに話しかけると、巫女さんたちは普通に対応してくれたようだ。ところが、そのまま話し続けてもなかなか動きがない。1分ほど経過してしまった。
なにやってんだ…?しゃあない。オレも行ってみるか。
どもー。もう飲むところ決まりました?
いや、まだ決まってないんですよー。
じゃあ一緒に飲みましょう!都橋とか行ったことあります?
ないです!行ってみたーい。
10秒くらいで話がついた。というわけで「都橋商店街」で飲むことになった。
2人はいくつなの?
28です!
エエエエエエ!!!
なんですか!?
ぜんっぜん見えない。23ぐらいかと思ったわ。
おどろいたクマ~!
パシャリ
いやー、ホント若々しいお2人だった。この子たちとは2時間ぐらい飲んでお別れ。ラインだけ教えてもらっといた。
ところで、このあたりからオレの記憶があやふやになってくる。それもそうだ、昼の2時から飲み放題→カラオケ→鳥むすめ→都橋、とすでに10杯以上飲んでいる。
ケイさん大丈夫すか?
まだ大丈夫なんだけど、この先は分からんかもしれない…。
2組目
おや、不思議の国のアリスが1人で歩いているよ。話を聞いてみよう。
ほんとだクマ~。
どこ行くんですか??
あ、今タバコ買いに行くところです!
(アリスがタバコ…)
んじゃ一緒に買いに行きます。どっかで飲んでるんですよね?オレらも一緒にいいですか?
いいですよー!女子高生いますよ!
エッ!?
コスプレね!
あー、そういうことか!
アリスに着いて行き居酒屋へ突入。女子高生(コスプレ)もいたし、もう1人男の子もいた!邪魔してごめんよ!
えっと…このとき何しゃべってたかな。覚えてねえや。でも確か1時間ぐらい飲んで出たと思う!
3組目
再び路上にでたオレ、なぜか男性に声をかける。
お兄さんたち、どこ行くんすか!
え。これから飲みに行こうかなと。
男2人で?
そうだね~。
しけてやがらぁ!しけてやがらぁ!
オレはその辺に歩いてた女子たちと飲んできましたよ。2回ぐらい。
えー!まじで!?
だってハロウィンですよ。
と、そこへコスプレをした女の子2人組が通りかかる。オレとの会話で火がついたのか、兄さんたちがその女の子たちに声をかけた。
お、スヌーピー!これからどこいくの?
飲みに行くー!!!
よし!じゃあみんなで行こう!
おー!
さらに道すがら、路上にいた白雪姫もさらってバーに入店。なんと、いわもとが調子に乗って白雪姫の肩を抱いているではありませんか!
この日はこの先、この3組目と一緒に飲み続けることになった。
ちなみにオレは酔い過ぎて眠ってしまうのだった…。
出会いには野毛ハロウィンがおススメな理由
さてこの日は3組に声かけてその3組とも一緒に飲みに行くことが出来た。ハロウィンはナンパが成功しやすいというのは事実だ。
ハロウィンというのは、同じイベントに参加している仲間同士といった意識が生まれるのため、「一緒に行こうぜ!」的なノリでみんなついてくるのだ。なのでナンパというよりは、楽しく一緒にみんなで飲もうぜ!といった趣が強い。
んで、野毛のハロウィンてのは特に出会いを作りやすい理由がある。それはみんな飲みに来ているということだ。野毛ってのは飲み屋街であって、ここにいる人の最終目的地は飲み屋なのだ。つまり、歩いている人は「どこのお店に行こうか」と考えているわけだから、こちらが「飲みに行きましょう!」と声をかけるだけで出会いが成立する可能性が高い。声をかける段階ですでに相手の目的が分かっているって、すごいことだ。
このハロウィン効果+飲み屋街野毛により、出会いの可能性は最高に高まる。みなさんも参加してみてはどうだろう。
ところで、いわもとがちょいちょい「クマ~」とか言ってたんだけど、くまモンてそんな語尾つけるっけ?てか、そもそもくまモンてしゃべらなくない?
あと、いわもとが肩を抱いていた白雪姫は男です。
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