本ページには広告が含まれています。

ナンパ

野毛ハロウィンおまけ

野毛ハロウィン行ったのおまけ。ほぼテキストのみ

 

その後

3組目と飲んでいる最中に酔っ払ってしまったオレ。気がつけば1人みんなとはぐれ、どこかの裏路地に座りこんで寝ていた。

携帯を確認すると、いわもとから7回もの着信が入っていた。時刻は夜中の3:30だ。申し訳ない気持ちで電話を折り返すが、なかなかつながらない。30分後にようやく電話がつながると、なんとまだみんなでカラオケにいるとのこと。

そのカラオケ店まで歩いて行き、無事みんなと合流。兄さんたちもスヌーピーもまだまだ元気そうだった。「もうホントに心配してたんですからー。」といわもと。すまんかった。

"AKB"やら"ゆず"やら、みんな思い思いの歌を歌っている。オレは一発目に「ワインレッドの心」を歌ってみんなを困惑させる、つもりだったが、意外とみんな同曲が好きらしくなかなかの好評を得る。

そんなカラオケが終わったのは朝の6時だ。みんなよくやるぜ。

店を出て、みんなで連絡先を交換しつつ桜木町駅まで歩いた。

「じゃあまた飲みましょう!」

みんなそれぞれの家路につく。

ところが、オレの横にはちょぼんとたたずむ1人の女の子がいた。スヌーピーだ。

 

snoopy
私はバスで帰る。

野毛ハロウィン行こうと提案
バス?もう走ってるの?

snoopy
うーん、分かんない。

野毛ハロウィン行こうと提案
そか。すこし散歩でもしよっか。

snoopy
うん。

 

てくてくてく。天気のいい朝だ。みなとみらいの観覧車はいつ見ても大きいし、ランドマークタワーはいまだに日本一に見える。桜木町の駅前は何度来てもわくわくする。
散歩はわずか30メートル。立ち止まって、ボーっとして、みなとみらいを眺める。5分くらい。

 

野毛ハロウィン行こうと提案
やっぱり電車乗ろうか。

snoopy
うん。

野毛ハロウィン行こうと提案
どこまで行こう。

snoopy
石川町行こう。

野毛ハロウィン行こうと提案
石川町。そっか。

 

石川町ってのは、理屈は桜木町と同じよ。海側が表なら、陸側が裏。

2人とも着ぐるみのまま電車に乗る。今日はまあいいじゃないか、変な格好してても。桜木町からわずか2駅、石川町に到着する。ホームを降り、中華街口改札を出て、さてどうするか、表に行くか裏に行くか…。男としては裏に行くべきなんだろう。

いや、表に行こう。

オレは、カマボコはトトからできているの?と言わんばかりに歩いて、表側に向かった。なんとなく、スヌーピーとはもうちょっと一緒にいたい、普通でいたいという想いが強かった。

てくてくてく。朝の中華街、まだどこも閉まっている。最近は食べ放題の店が増えただの、あそこの刀削麺が旨いだの、くだらない、でも楽しい話をしながら、どこまでも歩いて行く。

てくてくてく。これ、最終的にどこまで行っちゃうんだっけ。海のほうへ向かってるんだから…。と、見えてきたのはマリンタワーだ。山下公園。

広がる海、咲いてる花壇の花、風力発電の風車。山下公園に入ると、天気がいいのか朝が気持ちいいのか、これまでの山下公園には感じたことのないような爽やかさを感じた。こんな早い時間に来ることはまずない。散歩しているおばあさん、ジョギングに勤しむ人、みんなこんないい場所を隠していたのか。

あの風車、なんか好きなんだよな。大きくてさ。

 

野毛ハロウィン行こうと提案
あの風車あるだろ?

snoopy
うん。

野毛ハロウィン行こうと提案
あれさ、なんであんな細っそい羽なんだろね。オレだったらもっとでっかい羽つけちゃうよ。

snoopy
もっとでっかいやつ?

野毛ハロウィン行こうと提案
でも多分偉い人が、あの細っそいのが一番だって決めたんだろな。

snoopy
ふふふ(笑)

 

こんなことで笑ってくれるなんて…。この子、いい子なんだな。オレのこと、分かってくれてるのかもな。

真剣出会いブログのTwitterをフォロー

フォローしてくれたら嬉しいです。

おすすめランキング記事

おすすめの恋活マッチングアプリをランキングにしました!

-ナンパ

© 2024 真剣出会いブログ