相席屋が手掛けた新店舗、一人専用(1対1)の相席店「THE SHINGLE(ザ・シングル)」赤坂店に行ってきた。
今回は THE SHINGLE 赤坂店のレセプションパーティーにお呼びいただいた。レセプションパーティーといっても、通常利用と同じように1対1の相席をさせてもらったので、その様子をレポートする。
お声掛けいただいた株式会社セクションエイト様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
THE SINGLE(ザ・シングル)のアクセス
■住所:東京都港区赤坂3-16-5 ワールドフラッグ赤坂 2F
赤坂駅 徒歩3分 / 赤坂見附駅 徒歩3分 /
赤坂見附駅から235m
■営業時間18:00~25:00
(日曜定休 ※祝前日の日曜日は通常営業)
もしかするとコアな読者さんなら「ん?ここ前も行かなかった?」と思うかもしれない。そうなんすよ。前は「プライベートラウンジ」という別の店だったんだけど、そちらを閉めて今回の「THE SINGLE」になったということだ。※なので写真は一部前回のものを使っています。
プライベートラウンジは失礼ながら、オレから見てもすぐ閉店するだろうと思っていて、やや厳しいことも書いていた(いやほんとすいませんね)。
推測なのだが、プライベートラウンジは実験的な店舗で、この THE SINGLE に転換することは最初から想定内だったのではないかと思う。
THE SINGLE(ザ・シングル)の内観
では店内へ。
THE SINGLE(ザ・シングル)のシステムおよび料金
システム
さて気になるのはそのシステムだ。店長の橋本さんに話を伺いながら、THE SINGLE の特徴やシステムを見ていく。
当店「ザ・シングル」はお客様同士が一対一で相席していただく、完全会員制の相席ラウンジでございます。
会員制なんだ。
はい。入会にあたって以下が必要になります。
・会員申込書への記入
・身分証明書の提示(店側がコピーを取ります)
大分シングルズバーに近いシステムになりましたね。
そうですね。
こちらが男性のシステムになりまして、お読みいただいて問題がございませんでしたら、こちらの確認ボタンを押してドリンクを注文してください。
はい。
「ザ・シングル」では相席後20~30で自動席替えとなっておりますが、店内の状況によっては相席時間がそれ以上になることもございますのでご了承ください。こちらがメンバーズカードとなります。次回ご来店の際はこちらをご提示ください。
「ザ・シングル」のコンセプトを教えてください。
一名様専用の相席ラウンジということです。今までの相席屋は二名様以上じゃないと入れませんでしたが、「ザ・シングル」はお一人様専用なので、「一緒に相席屋に行く人が見つからない」とか「相席屋だと上司とか先輩に気を遣う」といったことがありません。
やっぱり一対一のほうが親密度は高まりやすいってのはありますよね。
そうですね。当店は全部カップルシートなので、親密度が高まりやすいというのは特にあると思います。
ふむふむ。あと会員制になったっていうのはすごい大きなポイントじゃないですか?
おっしゃる通りです。
今まで相席屋ではどこの馬の骨とも分からんやつと相席することがほとんどだったけど、相手の身分証も確認されている。
コピーもとっているので、なんか問題があれば対処ができます。
なので、より真剣に恋活・婚活している人が集まりやすい。これは女性にとってはいいだろうね。
あとは「相席アンケート」で相席した相手に評価を付けることになります。なので態度や振る舞いなんかも、自然と気を付けていただくようになっています。
ちゃんと相手に見られていますよってことで、相席の質も担保されるというわけだ。
あとは、「ザ・シングル」では自動席替えとなっていますので、相手から席替え希望をだされるんじゃないかという心配や、逆に自分から席替えを頼みづらいなどといったこともなくなります。
自動席替えね。席替えの時間が来ちゃって、連絡先交換するタイミングを逃しちゃったりしないっすか?
連絡先を交換したい場合は、「連絡先交換カード」というものがありますので、そこにご自身のLINE IDなどを記入してスタッフに渡してください。そうすると、スタッフから必ずお相手の方にカードをお渡ししておきます。
へぇー!ちゃんとその辺もフォローしてくれるんすか。よく考えられている。
お相手の方から連絡が来るかどうかはちょっと保証できないんですけど(笑)
THE SINGLEのシステムは以上だ。ちょっと盛沢山なのでまとめておこう。
・一名専用(1対1)の相席店
・会員制で身分証が必要
・自動席替え制(20~30分)
・相席時は自分用の相席カードを持っている(イニシャルが書かれている)
・相席後には「相席アンケート」で相手を評価(5段階評価)
・「連絡先交換カード」でお相手に連絡先を渡すことができる
さすが相席屋を運営してきただけあって、THE SINGLEでは一名専用によくカスタマイズされている。オレから見てもかなりスキがないシステムに思える。
「相席アンケート」だけあってもなくてもどっちでもいいかな…と少し思ったが、でもこれ、相席店でときどき出くわす塩対応のバカヤロウに低評価をつけるのに良いツールなのではと思った。
ややカード類が多くて最初は混乱するが、すぐに慣れるだろう。カード類の使い方をまとめておく。
・メンバーズカード:会員証。来店時に提示。
・相席カード:テーブルに置いておき、自分のイニシャルを相手に伝える。
・相席アンケート:相手のイニシャルと、評価を記入。
・連絡先交換カード:気に入った相手に連絡先を伝えるようスタッフに渡す。
料金
女性 | 無料 |
男性 | 10分 800円(税別) |
いずれも飲み放題付きで、高級ドリンクやフードは別料金。
相席屋が10分500円であることを考えると、THE SINGLE の料金は高いと感じる男性もいるだろう。
しかし THE SINGLE は一人専用ということで、各席も1対1用に半個室が作られていて、相席屋よりスペースの使い方は贅沢。スタッフのサービスもTHE SINGLEのほうが手間がかかっている。また複数人利用の相席屋に比べ、一人専用にすると客単価を上げなければいけないのは当然なので、この料金設定は妥当だと思った。
それでは実際に1対1の相席を体験してみよう。
THE SINGLE(ザ・シングル)赤坂店で1対1の相席体験
しばらく待っていると、橋本さんが女性一名を連れてきてくれたようだ。
※ちなみに1対1の相席だと写真を撮る雰囲気ではなく、自動席替タイミングもあって今回は相席時の写真を撮ってない。
失礼いたします。ご相席になります。
どうぞ。
はい。よいしょ。
それではただいまからお時間スタートとなります。
20代半ばぐらいの女性が来て相席が始まった。
おお。
おお、こんな感じっていうね。じゃあちょっと…
はい?
僕に高評価付けてもらっていいですか?
笑。かしこまりました。
相席屋にはよく行くんですか?
よく行くわけではないです。
でも常連とかじゃないと今日呼ばれなくないすか?会員とかですか?
相席屋に会員ありましたっけ?
ないですね。ちょっと虚言癖がでちゃいました。
笑
お仕事この辺なんですか?
はい。
そうなんだ。
あ、違います。
君も虚言癖?
笑
とりあえず「はい」って言っちゃうタイプ?
そうなんです。私イエスマンなんですよ~。
会社に一人ほしいっすね。
断れないんですよ。
付き合ってください。
え!
って言われたら断れないってことじゃないすか?
断れないってなったら、逆にどうなんですかねそのスタンス。
一度付き合ってみないと分からないこともあるじゃないですか。嫌だったら別れればいいんだし。
確かに、そうですね。納得。
納得しないでくださいよこの程度の会話で。
笑
一度実際どうなんですか?告白されたら断らない?
断るかもしれない。
断るのかよ。
そこはやっぱり慎重に。
んで、お仕事どの辺なんですか?
今日は仕事で浅草に行ってました。
おお、仲見世商店街とか?
ホッピー通りですか?
オレ明らかに今「仲見世商店街」って言ったと思うんだけど。まあいいや。ホッピー通りが好きなんすか?昼から飲めちゃうみたいな。
そういうの素敵です!
そうなんだ。
汚い居酒屋って言ったら失礼なんですけど、そういう感じの。
じゃあオレが一番汚いとこ連れていきましょうか。
やめてください(笑)。「汚い」に特化しないで(笑)。楽しく飲めるようなとこ。
なるほど。東京で一人暮らししてるんですか?
そうです。前はお姉ちゃんと住んでたんですけど、お姉ちゃんが結婚して出てっちゃったんで、今は一人です。
そうなんですか。二人で住んでたのが一人になっちゃって。
そうなんですよ!だから家賃とかも倍になっちゃったんで負担が…
口座教えてくれれば、オレが毎月お金振り込みますよ。
怖い!(笑)
会わなくていいんで。金だけ入れます。
ノイローゼになります(笑)
まあ冗談よ。
冗談じゃなきゃ困ります!(笑)。あ、飲み物なんか飲みますか?
お、気が利くね!
(iPadを操作)あれ、電源つかない。
ん?
(バシバシっ)つかないです。
(バシバシっ)おかしいな。
逆や。ホームボタン。
あっ(笑)
と、ここで。
失礼いたします。女性のかたご移動となりますので、グラスと持ち物をお持ちください。
早っ!
「早っ」てことは、評価5ということで。
もちろんですよ~。
まじか。
ありがとうございました。
相席終了!大体25分ぐらいの相席だった。
相席が終わった後、女性が移動となる。そしてスタッフがやってくる。
失礼いたします。ではこちら相席アンケートのほうご記入ください。
はいはい。
先ほどの女性、かわいくて愛想もよく、会話もかなり盛り上がったので「★5」を付けたぜ!ぜひお相手からも高評価をいただきたいものだ。
あと連絡先渡せるんだっけ?
はい。「連絡先交換カード」にLINE IDとか書いていただいて、スタッフにお渡しください。
以上が THE SINGLE 赤坂店の体験レポートだ!読者のみなさんも1対1の相席のイメージが湧いただろうか。
本当はこのあともう一人、若い美容師の女性と相席させてもらったんだけど、その子が勤務する店や先輩の愚痴をひたすら聞かされて終わった。いやいい子だったんだけどね、特にブログに書くような内容ではなかった…。
THE SINGLE (ザ・シングル)赤坂まとめ
これまでも「一人で相席店を利用したい」という声は大変多かった。相席屋を利用するには二名以上必要だったが、今回の THE SINGLE でついに一名利用が可能になった。
THE SINGLE は一名専用なので、周りの目が気になるといったこともないし入りやすい。一名専用ということで、恋活・婚活により真剣な人が集まるというのもあるだろう。
あ、二人で行って一人ずつ相席するってのもアリだぜ。オレもこのレセプション当日、ピカチュウ氏と一緒に行ってそれぞれ相席を楽しんだ。二名で行くと、ちょっと隣の席の会話が聞こえてなんか恥ずかしかった(ピカチュウ氏が「アメリカのマックのハンバーガーは意外と小さい」というつまらない話をしているのが聞こえた)。
記事中でも触れたけど、会員登録や身分証明書の提示などがしっかりしているので、今まで相席屋やスタンディングバーに行っても軽い出会いしかなかった、という女性にはおすすめだ。
1対1というと以前はシングルズバーなんかもあったが、料金がやけに高いことなどもあって東京ではほとんど見なくなった。THE SINGLEなら男性も1時間で5000円ちょっとなので利用しやすいだろう。
一人で恋活・婚活したい人、相席でより真剣に出会いを求めている人、THE SINGLE 赤坂店に足を運んでみてはいかが。
ところで相席した女性から連絡こねえ (-_-;) なにが悪かったんだ (-_-;)
※男子たちへ。連絡先交換カードより、相席中に実際にLINE交換しちゃったほうがいいかも。